ナギです。
FXトレードや株式投資を始めると、よく目にする用語に、
「ファンダメンタル分析」や「テクニカル分析」
という言葉があります。ちょっと難しそうな響きがしますよね。でも大丈夫です!!
初心者の方にシンプルに説明するのがこの記事の目的ですので、わかりやすく説明していきますよ。
「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の違いを理解して活用することで、相場の動きを予測しやすくなります。
どちらの要因がより強く影響しているのかを知ることでリスクヘッジにも繋がります。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析とは?
- 「ファンダメンタル分析」とは、今の状況から分析すること。
- 「テクニカル分析」とは、過去のデータから分析すること。
になります。それでは、もう少し詳しくみていきましょう!
「ファンダメンタル分析」とは、各国の経済状況や動向、国際情勢、環境、通貨政策などから分析する手法になります。
具体的には、景気の善し悪しや国際情勢の変化、大きな事故や災害などによる環境の変化、各国の通貨政策や主要国の要人発言などがあげられます。
例えば、アメリカの金利が上がったり(下がったり)すると為替レートに影響がでます。また最近ですと、新型コロナウイルス流行やワクチンの発表、アメリカの大統領選などで為替レートが大きく動きましたね。
一方、「テクニカル分析」とは、過去のデータをもとに分析を行います。
過去のチャートを分析し予測を立てるやり方です。
チャートには市場参加者の心理や季節的要因などが反映されて、似たようなパターンを描くことがよくあります。このパターンを分析して今後の値動きを予測するのですね。
パターン分析に使う指標は沢山ありすぎますので、詳しい説明はここでは省きます。すべての指標を同時に分析するわけではありません。自分にあった指標(自分が得意とする指標)を見つけてテクニカル分析を行うのですね。
分析方法はたくさんありますが、基本はローソク足チャートの動きをみて分析します。このローソク足チャートに様々な指標を表示させて分析していくのですが、初心者の方に注意していただきたいのは、参照する指標をあまり増やさないことです。
いろいろな指標を気にしたり、インジゲーター(指標を表示するツール)をたくさんMT4(トレードソフト)に入れすぎると、訳がわからなくなってしまいます。
テクニカル分析は、基本であるローソク足チャートの分析をしっかり勉強しましょう!!
ということを覚えておいてください。
「ファンダメンタル分析」・「テクニカル分析」ともに、でてくる言葉が経済動向とか、通貨政策、要人発言に国際情勢を参考に…。
と、ちょっと疲れてきそうな言葉が並んでしまいまいましたので、息抜きに野球に例えてわかりやすく解説してしまいましょう。
野球はデータをとても重視するスポーツですよね。バッターの「打率」が代表的なデータですが、他にも…
「得点圏打率」(チャンスに強い)や「出塁率」・「盗塁成功率」・「三振率」・「バント成功率」…etc.
野球には、非常に沢山の選手データが記録されていています。このデータをもとに作戦を立てるのが、
「テクニカル分析」になります。
得点のチャンスだけど今シーズンの成績は「1割8分(0.180)」と「打率」の低い選手に打順が回ってきたので代打を起用しよう!という場面はよくありますよね。
一方、同様の場面でシーズンの「打率」は低い選手だけど、実は打撃練習の時にコーチのアドバイスを受けてバッティングが激的に改善された。
今日に限っては、3打数3安打と調子が良い!という状況であれば、代打を送らず今日の選手の調子に期待しよう!!
ということもあります。他には選手の体調の良し悪しで判断することもありますよね。こういった場合は、
「ファンダメンタル分析」的に判断した。と言えます。
違いは、「過去のデータ」で選手を起用するのか、「今の調子」で選手を起用するのか、になります。
では、本題に戻りましょう!
2つの分析手法を紹介すると、
「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」のどちらが良いの?
という疑問が出てくかも知れません。しかし、この2つの分析手法は優劣を比較する対象ではない。と言えます。
「どちらも相場を分析する上で重要な要素となっている」
ということを覚えておいてください。
野球の場合でも、どちらか1つの要素だけで選手の起用を決めるのではなく、トータル的に考えて監督は采配を振るいますよね。
どちらか一方だけしか見ていないと、大切なことを見落としてしまいます。
あくまで一般的な話になりますが、ファンダメンタル的な要因で相場が一方向に進むトレンド相場は発生しやすいと言われています。
ファンダメンタル的要因が少ない場合は、一定の値幅で推移するレンジ相場が形成されやすいと言われています。
ファンダメンタル分析のメリット・デメリット
それでは、最後にファンダメンタル分析とテクニカル分析、双方のメリット・デメリットを整理しておきます。
【ファンダメンタル分析】
- 重要な経済指標の発表に合わせて事前に準備ができる
- リスクを回避しやすい
- 中長期的な展望を予測しやすい
- 短期的な値動きに惑わされなくてすむ
- プロトレーダーとの情報格差が大きい(情報量・タイムラグ)
- 情報がすべてが正確とは限らない
- 為替レートの動きを予測しづらい
- 具体的なエントリーポイントを判断しづらい
- 結果が出る間にまでに時間がかかる
それでは、解説していきましょう。
まずはファンダメンタル分析のメリットについて。
重要な経済指標発表のスケジュールは誰でも知ることができます。相場に大きな影響を与えそうな指標発表前には、トレードをストップしたり保有ポジションを整理しておく。
といったように、ある程度は事前にリスク回避の対応が可能です。ファンダメンタル分析は、経済や国際情勢などの現状と将来について分析を行います。
国の景気が短期間で良くなったり、悪くなったり…と変化しませんので、「ある程度こういう感じで推移していくだろう」という、大まかな予測を立てることができるのです。
ですので、中長期的な展望を立てやすい特徴があります。中長期的な分析が正しいと、短期間での値動きに惑わさされることも少なくなりますね。
続いて、ファンダメンタル分析のデメリットをみていきましょう。
一般トレーダーとプロのトレーダーが知り得る情報には、どう頑張っても埋められない大きな情報格差があります。
さらに経済や重要指標に関する情報というのは、皆が同じタイミングで知るわけではありません。一般トレーダーがニュースで情報を確認する頃には、もう新しい情報では無くなっています。
そして、知り得た情報の真偽も精査する必要もあります。とくに皆が知らない情報であればなおさらです。ついつい特ダネを探したくなってしまいますが、そもそも我々一般トレーダーが知っている時点で、希少価値のない情報である。ということですね。
そして、ファンダメンタル的に相場に大きく影響しそうな情報があったとしても、その結果、為替レートがどう動くのか…?を予測するのはなかなか難しいものです。
例えば、トランプ大統領が当選 or 落選した場合、ドル円のレートは上がるのか?下がるのか?
はっきりとわかりませんよね…。
どちらの可能性も考えられてしまうのです。
ただしファンダメンタル的には、毎回アメリカ大統領選の前後は大きく相場が動くのが通例となります。
この様な場合は値動きを予想してトレードするのではなく、大きな値動きを警戒して一旦相場から資金を引き上げておく。といったようなリスク回避を行うことができるのです。
また、ファンダメンタル分析ではエントリーする値段があまりはっきりしません。あくまで中長期的な為替レートの予想になるので、どのラインでポジションを取るのが良いのかは、テクニカル分析のほうがはっきりとしています。
そして、短期での予想ではないので結果が出るまでにある程度時間がかかります。
自分の分析が正しかったのか?間違っていたのか?
その結果がわかる前に、含み損を我慢できなったり、少ない利益で焦って利確してしまったりと…。その後になって、予想通りに相場が動いて大きな利幅を取り逃してしまう。ということもよく起こります。
このあたりは、心理学の分野になってきますね。「トレードの8割は心理学」という言葉がありますが、まさしくそのとおりだと思います。
テクニカル分析のメリット・デメリット
テクニカル分析のメリット・デメリットをみていきましょう。
【テクニカル分析】
- トレードのタイミングを視覚的に判断できる
- トレードを振り返り、分析力を伸ばすことが可能
- 情報が正確
- プロとの情報格差がない
- 必ず分析結果通りになるわけではない
- 突発的な出来事に対応できない
- 分析する指標がおおくて混乱してしまう
テクニカル分析のメリットは目で見てわかりやすい点ですね。チャートに線を引っ張って、このラインを超えたら「買う or 売る」と、はっきりしたラインを決めることができます。
トレードの記録をつけて復習することで、分析力を伸ばすことができるのがテクニカル分析の良い点ですね。そして、過去のデータですので分析に使用する情報は正確です。
ローソク足チャートを始め、テクニカル分析に使う情報は一般トレーダーとプロトレーダーでも同じになります。
テクニカル分析のデメリットは、必ず分析結果通りに相場が動くわけではない点です。
過去のチャートや指標から分析をおこないますが、今回も必ず同じになるとは限りません。予想と反した値動きをした時に「損切り」などの対応をドライにできるかが鍵となってきます。
また、為替相場に大きな影響を与える突発的な出来事が起こると、通常の相場とは違った動きになります。テクニカル分析だけでは、そういったイレギュラーを盛り込んでいませんので対応しきれません。
最後に、テクニカル分析とひとことで言っても手法は沢山あります。指標を表すインジゲーターを入れすぎると、どの数値で判断すればよいかわからなくなります。
参考にする情報が多ければ良いわけではありませんので、その点は注意が必要ですね。
それでは、今回はここまでとなります。
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