
ナギハラです。
今回は、投資家テツ氏提供のFX自動売買ツール
ギアシステム GearSystem(旧:ギアツール GearTool )
をレビューしていきます。
※11月5日にギアシステム (Gear System)の資金が溶けました。詳しい経緯や投資家テツ氏の対応について「ギアシステム (GearSystem)が破綻」の追加記事をアップしています。
ギアシステム (GearSystem)概要
ギアシステム GearSystem(ギアツール GearTool)とは、
月利12% 勝率80% 月間負けなし
という案内で、無料提供されているFX自動売買ツールのようです。
もともと、「GearTool ギアツール」とよばれていたものが、最近は「ギアシステム GearSystem」に変更されているようです。
LP(ランディングページ)など一部変更されているようですが、どちらも
販売者:投資家テツ(多田哲哉)さん
という方のFX自動売買ツールのようですね。
ギアツール GearToolとギアシステム GearSystemは同じものと考えて問題ないでしょう。
商品ページの案内では、
パソコンを起動しなくても、簡単セット作業の後は24時間いつでもあなたの代わりにトレードしてくれる、FX自動売買ツール。
と説明されています。
ギアツール GearToolのときの案内ではもっと具体的で、
最低20万以上、最大で300万円の即収入を確約する唯一無二のシステム
とかなり強気なキャッチフレーズが使われていた時期もあるようです。
結論から先にお伝えすると、このギアシステム GearSystemに絶対に参加してはいけません。(※全力で参加を止めるレベルです。)
理由は、
- まず自動売買ツールではありません
- 指定のFX証券会社が怪しすぎる
- 最初から資金を集めることを目的とした詐欺である可能性が非常に高い
になります。
ギアシステムに絶対参加してはいけない3つの理由
そもそも、ギアシステムは自動売買ツールではない!?
まず最初に、ギアシステム GearSystemは自動売買ツールではありません。
案内ページで自動売買ツールと謳っているのは、事情をよく知らない参加者の資金を手っ取り早く集めるためではないか?と考えられます。
実際はMAM(マム)と呼ばれる運用代行サービスでしょう。
MAMとは「Multi Account Manager」の略で、資金を自分の口座に置いておきながらプロのトレーダーやファンドの発注指示だけを反映させる運用方法になります。
運用代行サービスには、MAM(マム)とPAMM(パム)という仕組みが存在するのですが、スマホで取引が確認できるとありますので、案内どおりならMAM運用トレードになるはずです。
MAM(マム)やPAMM(パム)とよばれる運用代行サービス自体が悪いというわけではありませんよ。
「信頼のある証券会社」で「A-book」という方式ならシステムに問題はありません。
逆に「信頼できない証券会社」で「B-book」という方式なら超危険な可能性大です!!
以下のリンクをお読みいただくと、これからの解説がよりわかりやすくなると思います。「ギアシステム GearSystem」に限らず怪しいサービスを見極めるポイントにもなりますので、一度チェックしてみてくださいね。
※MAMとPAMM運用サービスについてと「A-book」・「B-book」運用の解説や注意点がわかりまよ。→MAM運用とは?
なぜ自動売買ツールではなく、MAM運用トレードだとわかるのかと言うと、ギアシステムの設定動画内で証券会社の登録の際に、
「I Accept A POA Agreement」
という項目があるからですね。
※動画設定の口座開設の画像
POA(Power of Attorney)とは「委任状」のことになります。
通常、MAMやPAMMの運用代行サービスに参加する時の「委任事項」の確認項目になります。
解説動画では「以上のような画面が出るのでチェックを2つ付けて下さい」と詳細の説明もなくさらりと案内されています。
この点をきちんと説明していない時点で、もうアウトだと思います。
そもそも、自分で自動売買ツールを設定してトレードするなら、「委任」する必要はありませんからね。
ちょっと専門的になってしまいますが、さらに気になるのはこの委任状同意の欄が「I Accept A POA Agreement」となっている点です。
例えば、当ブログでおすすめしてるMAN運用代行サービスの「ZOO」だと、この項目は「LPOA」(Limited Power of Attorney)となり、Limitedが付き、限定的な委任内容の同意になる点です。
「ZOO」の場合は、事前にシステムの説明や日本語訳にした案内もきちんとお知らせしていますよ。
委任の範囲が限定されておらず明確になっていないのも、さらに気になるところではありますね。
ギアシステム利用の証券会社Trading Forexが怪しすぎる
そして、指定の「Trading Forex Asia」という証券会社が怪しすぎます。
まず、情報がほとんどありません。
ネットで検索しても、他の評判の悪い証券会社しか出てきません…。ここまで情報がない証券会社はなかなか珍しいと思います。
それなのに、Trading Forex Asiaのページでは、
※Trading Forex Asiaより引用
と掲載されています。
「業界で最も評判が高く」・「受賞歴があり」
とありますが、ネットでの認知度はほぼゼロのようです。受賞歴…というのも具体的に何を受賞したのか全くわかりません…。所在や、保持しているライセンスについても記載はありませんでした。
その他にも怪しいところはいくらでも出てきてしまうのですが、きりがないのであと一つだけにしておきます。
それは「ギアシステム GearSystem」のマニュアルで案内された口座開設ページにアクセスすると…
※スクリーンショット
コチラをクリックすると…
なんと「保護されていない通信」とでます!
個人ブログでも暗号化された「https://~」で始まる、SSL化が当たり前になって随分たちますが、まさか、個人情報を入力するFX証券会社の口座開設サイトが暗号化されていないというのはあり得ません。
これは、「ギアシステム GearSystem」が稼ぐことができるかどうか?以前の問題ですよね…。
個人情報保護の観点からも、口座開設はおすすめできませんね。
ギアシステムは「B-book」のMAM運用トレードの可能性が高い
「信頼できない証券会社」での「MAMトレード運用」となると、これは「B-book」の可能性が非常に高くなってきます。
つまり、最初からトレードで利益を出すのが目的ではなく、口座に入金させてそのお金を証券会社と結託して頂いてしまおう。と考えている可能性が高いと推測されます。
詳しくは先ほど紹介した
→MAM運用とは?
に詳細を解説していますので、まだの方は確認してみてくださいね。
「ギアシステム GearSystem」に限らず、怪しい運用代行トレードはこのパターンになっていることが大半ですから、すぐに見分けがつくようになりますよ。
ギアシステム (GearSystem)の内容と6つの特徴
商品案内ページでは、
- 完全無料のFX自動売買EA
- 月利12% 勝率80%
- 月間負け無し
パソコンを起動しなくても、簡単セット作業の後は24時間いつでもあなたの代わりにトレードしてくれる。とあり、
販売者名:FX-like(FXライク)投資家テツ(多田哲哉)氏
になります。
6つの特徴としては、
- LINE登録してすぐにシステム提供
- 面倒な設定は一切不要 最短5分で設定完了
- 安全重視の運用設定(ナンピン無し)
- 有料の自動売買ツールよりもすぐれたシステム&高性能
- 自分のスマホで簡単に収益を確認できる
- いつでも利益を出金できるから安心
とあります。
この告知内容どおりかを検証する以前の問題なのはすでに説明しましたので、ここでの検証は省きます。
ギアシステム (GearSystem)の評価と評判
・評価
「信頼のできない証券会社」で「B-book」運用の可能性が高いと思いますので、絶対にやめておきましょう。
・良い口コミ
良い評判は殆どなく、「ギアシステム GearSystem」が良い。稼ぐことができた。という口コミも見つかりませんでした。
・悪い口コミ
主な悪い評判は、
- 具体的な運用方法が不明
- 証券会社Trading Forex(トレーディングフォレックス)の知名度がほとんどない。
- 口コミがほとんど見当たらない
などになります。
利用者が1,000名を超えていると発表されているのに、実際に調べてみても良いものも悪いものも、利用者の口コミがほとんど見当たりませんでした。
実績がどうか…?という以前にシステム的に問題有りですので、やめておきましょう。
・価格に関して
価格は本来、198,000円のようですが期間限定で無料で提供されています。ですが、もやは値段の問題ではありませんね…。
・まとめ
利用者から資金を集めて損失をだし、証券会社と運営者が利益を得る。という典型的なパターンに当てはまります。
すべてが怪しい点だらけですので、大切な資金を預けるのは非常に危険な案件だと思います。
信頼できるMAMトレード案件をお探しなら
当ブログでおすすめしているMAM型トレードは2つあります。
月利10%前後を狙う安定重視型のZOO(ズー)
月利40%前後を狙う高利益重視型のSAVANNA(サバンナ)
利用証券会社はどちらも信頼と実績のある「Trade View」(A−book業者)となっていますので安心です!
ZOO(ズー)SAVANNA(サバンナ)の違い
サバンナシステムは、2021年1月にリリースされた第一弾のトレーダー監視型の完全おまかせMAM型トレードZOOシステムに続いて2021年8月にリリースされました。
第二弾のサバンナシステム開発の経緯としては、第一弾のZOOシステム利用者のニーズが二極化したことにあります。
・含み損は気にせず高月利を目指して欲しい!というハイリスク・ハイリターンを希望される方と、
・利益は少なくていいから含み損を最小限にして欲しい!というローリスク・ローリターンを希望される方のニーズがでてきたのですね。
双方のニーズにひとつのMAMシステムで応えるのが難しくなったため、トレードコンセプトを分けることで皆様のニーズに応えようと開発されたのがサバンナシステムになります。棲み分けとしては、
月利10%を狙う「安全・安定」
→守りのトレード
月利40%を狙う「スキャトレ・高月利」
→攻めのトレード
→理想のポートフォリを実現
となっています。
MAMトレードではこの2つが断然おすすめです!詳しくは各記事をご覧頂きたいのですが、トレーダーの実績も証券会社の信頼度も抜群のMAMシステムとなっています!
すぐに参加したい方も、少しだけ興味が湧いてきた方もLINEから参加できますので、友達登録だけでもしておいて下さい。不定期ですが、実績の案内や質問にもお答えしていますよ。
参加ご希望の方はLINE登録後、
「あなたの名前」と「ZOO+希望」or「サバンナ+希望」とお知らせ下さい。
参加についての詳細を案内致します。